御伽草子・浦島太郎伝説の地 浦嶋神社コンサート
~創祀一千二百年祭記念 歌と舞と和楽器と~

コンサート趣旨

-本コンサートは、令和5年度「京都府文化力チャレンジ補助事業」です-

浦嶋神社は825年に創祀された神社であり、その社殿は国の登録有形文化財に登録されています。
御祭神は"浦島太郎"こと浦嶋子とされる珍しい神社ですが、まだ訪れたことの無い方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
日本人なら誰しもが知る物語の舞台、そして2025年には創祀一千二百年という記念すべき年を迎えます。
この歴史ある神社を舞台としたコンサートにより、浦嶋神社とその文化財の魅力を皆様に知っていただければ幸いです。
また、現地にお越しになれないお客様へ向けて動画配信も企画しておりますので、ぜひご覧ください。

コンサート概要

会場:浦嶋神社(宇良神社)社殿
日時:2023年8月19日(土)14:00~
料金:観覧無料
浦嶋神社HP:https://urano-kamuyashiro.amebaownd.com/

演奏メンバー

【えみ】
えみ
京都市出身。
龍笛を出口煌玲師、日本舞踊を睦静紀師に師事。
龍笛奏者、歌手、作詞家、女優、モデル、着物モデルなど多様な活動を展開。
世界遺産上賀茂神社での奉納演奏を始め、比叡山延暦寺、伏見稲荷大社など寺社仏閣での奉納舞踊・演奏を務めるほか、多数の映画の主演を務めている。

【薫】
薫
京都市出身。
作編曲家、エレキ箏プレイヤー、ギタリスト。
幼少よりクラシック、古楽を学び、学生時代にはロックに目覚めるも、日本の伝統文化に深く携わったことが契機となり、日本の美学の一つである『雅(みやび)』を現代的に解釈し、楽曲を構築する作風を得意とする。
京都市が展開している京都西山プロジェクトに楽曲を提供、また寺社仏閣にも楽曲を奉納するなど独自の音楽世界を展開し続けている。
ESPエンタテインメント和楽器セミナー特別講師。
『凜ひとえ』代表、『薫風-kunPu-』代表。

【大山貴善】
大山貴善
三橋貴風師に師事。
全国に伝承されている古典尺八に多角的な視点を持ち、それを自らの音楽性に反映させている。
ノルディック複合W杯や東京2020オリンピック公式行事での演奏を始め、国内外で活動を展開中。
NHK邦楽技能者育成会第55期修了。平成31年度文化庁国内研修修了。NHK邦楽オーディション合格。

【マエダケンタ】
マエダケンタ
恒川久徳氏に師事。
中学時代よりコントラバスを学び、2010年より活動を開始する。
自らのバンド活動だけでなく、現在まで様々なアーティストのサポートを経験。レコーディングも多数行っている。
現在、大阪を拠点に活動を展開中。
演奏だけではなく作曲・編曲家としても活動し、また次代の大阪の音楽シーンを担う後進の教育にも熱心に取り組んでいる。

浦嶋神社と浦島伝説

浦嶋神社は延喜式神名帳によると「宇良神社(うらのかむやしろ)」と記されており、 創祀年代は淳和天皇の825年、浦嶋子を筒川大明神として祀ります。
生命の神様として、人生の導きの神様として、古くから厚い信仰を伝えています。
社殿は本殿・拝殿・中殿で構成されており、社殿全体が国の登録有形文化財に指定されています。
また一般に公開されている資料室には、浦嶋明神縁起絵巻や玉手箱などが実際に展示されています。

浦嶋神社 浦嶋神社

浦島太郎は、浦嶋神社からほど近い本庄浜より龍宮城へと旅立ったといわれます。
昔話でお馴染みの浦島太郎ですが、浦嶋神社に古くから伝わるのは、そのルーツとなる「浦嶋子(うらしまこ)伝説」です。

浦嶋縁起絵巻 浦嶋縁起絵巻

-雄略天皇22年、筒川庄水の江の里に住む青年、浦嶋子は一人舟で釣りに出て、五色の亀を釣りあげます。
すると亀は絶世の美女(亀姫)に変身し、嶋子は誘われるままに常世へと連れられます。
嶋子は常世で亀姫と結婚し、夢のような3年間を過ごしますが、やがて望郷の念にかられて一人帰郷します。
亀姫は別れ際に、決して開けてはならないと注意して玉手箱を渡します。
なんと嶋子が戻ったのは300年後。呆然としてつい玉手箱を開けると、若々しい肉体は瞬く間に天空に飛び散りました…。

この話を耳にした淳和天皇が、勅使に命じて嶋子を祀ったのが、現在の浦嶋神社です。
ぜひ、古の伝承に思いを馳せながら、浦嶋神社へ訪れてみてください。

和歌・俳句・川柳募集

伊根町にある身近な浦嶋伝説を題材に町民の皆さんで和歌や俳句、川柳を作ってみませんか?

ながむれば 松の木陰に ほのぼのと
開くるもつらき うらしまの神

後鳥羽上皇(1180〜1293) 新古今和歌集

浦嶋伝説は日本全国約150箇所の地にあると言われています。
その中で当町にある浦嶋伝説は日本書紀や丹後風土記の中で紹介されています。
昔から語り継がれてきた浦嶋伝説は各時代の著名な歌人によって様々な和歌や俳句、川柳で詠まれてきました。
浦嶋子伝記、丹後国風土記、万葉集、古今和歌集、枕草子等の中にも浦嶋伝説に由来する多くの歌が残されています。
また浦嶋伝説に基づく物語は時代の流れに沿って内容が少しずつ変化してきました。
そこで現代も浦島伝説の残る町に住む町民で当地に伝わる浦嶋伝説に想いを馳せ、和歌や俳句、川柳を詠み発表する機会と場を設ける事にしました。

『凜ひとえ』によるコンサートを10/8(土)に実施予定です。
その際に府内の皆さんからご応募頂いた和歌・俳句・川柳の披露ブースを設置予定です。
特に町民の皆様、この機会に浦嶋伝説に想いを馳せ、奮って御応募ください。

【応募締切日】
令和5年8月17日(木)

【 披露日及び場所】
令和5年8月19日(土)
京都府文化力チャレンジ補助事業 凜ひとえコンサート 浦嶋神社
その際に応募して頂いた和歌、俳句、川柳の披露ブースにて披露予定。

【応募要領】
・メールにてご連絡下さい。
・頂いた連絡先に和歌、俳句、川柳用の短冊をお届けします。(1人5枚迄)
・その短冊に詠んだ歌を書き込み浦嶋神社までお寄せ下さい。

【応募先】
凜ひとえ
メール:info@rin-japanesque.com


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