薫風-kunPu-

サウンドスケープデザイン事業 『薫風-kunPu-』

サウンドスケープとは

近代以降、音は環境から切り離して考えられ、無造作に扱われてきましたが、音や音楽がきっかけで記憶を思い出す事もある重要な要素です。
音をもう一度、風景と同じ観念でとらえ、日常生活や環境の中で音を風景としてどのように関わっているのかを考えるために 「サウンドスケープ」という概念が提唱されました。
世界的にサウンドスケープの再確認が進められています。

-これから「音」の重要度はますます高まっていきます-

凜ひとえは今まで様々な場所に赴き、演奏活動を展開して参りました。 そこは地方や土地ごとの個性があり、また魅力溢れる素晴らしい場所ばかりでした。
しかしながら「音」というところに注目してみると、BGMは和風であればどこも同様のBGMを使用しており、 そこにオリジナリティを見いだす事は出来なかったのです。
インバウンドの興味が日本の都市から個性的なローカルに移り変わってきている昨今、 凜ひとえは、土地ごとに異なる民話が伝えてこられたように土地ごとの音があっても良いはずだと考え、 専門家集団としてそのお手伝いが出来ればと考えました。
具体的には以下の流れになります。


『薫風-KunPu-』によるサウンドデザイン

薫風-KunPu-とは

和楽器の専門家が音楽に彩りを加えます

第一線で活動している気鋭の演奏家とタイアップする事で、従来の形式的な『和風』とは一線を画したサウンドクリエイトが可能になり、 また楽曲の持つ文化的背景をより深く音で描く事が出来ました。

【例】箏、横笛、尺八、三味線、和胡弓など


↓画像をクリックで、各アーティストのプロフィール(PDF)をご覧いただけます。

薫 えみ 大山 寂空

-古きを温めて 新しきを知る-
これからの日本は、先人の言葉や知識を再確認する必要があるのでは。


サンプル音源

MIRAI

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作曲:山根薫・寂空
日本舞踊市川流三代目家元 市川千代若氏へ提供(舞曲として)
箏・津軽三味線・二胡・尺八・シンセサイザー・ギター・ドラム・ベースを使用。

正信偈

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作曲:山根薫
御開山親鸞聖人七百五十回御遠忌/本願寺維持財団創立100周年
東本願寺東山浄苑創建40周年事業として、東本願寺および、本願寺裏方・吉崎御坊蓮如上人記念館館長・ 京都市「DO YOU KYOTO?」大使・ジャポニスム振興会副会長である筝曲家 大谷祥子より委嘱。
こころは浄土にあそぶなりをコンセプトに作曲。本願寺声明(しょうみょう)(お経)×邦楽×節談説教として平成24年10月6日東山浄苑にて世界初演。
本願寺伝統声明、邦楽、説教をひとつの舞台で行う初の試みのための曲です。 初演日は山根薫による箏の録音データを基に、大谷祥子本願寺御裏方による箏、都山流尺八竹琳大師範・三好芫山氏による尺八、和太鼓、シンセサイザーを交え演奏されました。 声明は、東本願寺にのみ口伝で伝わり、本山でしか勤まらない親鸞聖人が越後への流罪時の様子をあらわす「坂東曲」を、本願寺堂衆が体を前後左右に揺り動かしながら力強い発声でお勤めしました。

尺八合奏曲「時の詩」

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作曲:大山貴善
宮城県仙台市に店を持つstone shop大和さんより委嘱された作品。
石は太古の地球からの時の記憶が記された旅行記の様な物で、その頁を開けば何億年もの悠久の時が刻まれています。 そこに書かれている詩を吟遊詩人であれば如何に歌うのだろうと夢想して書きました。
広大な大地をイメージする事を目的とし、主題を作る際には敢えて尺八ではなくネイティブフルートを用い、旋律を編みました。 ハーモニーは落ち着きと重さを与える為、また日本らしさ、汎アジア的な彩りを出す事が出来ればと考え4度和声を主に用いています。 尺八の一音の力を活かしつつ、動きを抑え、刺激的な音楽というよりはエリック・サティの言う「家具の音楽」を目指して作曲しました。
一尺五寸管、二尺管、二尺七寸管を使用。

newasia

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作曲:山根薫
広大なアジア・悠久の歴史をイメージして作曲。
エレキギター・シンセサイザーを主としたパターン。

言霊

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作曲:山根薫・えみ
命をテーマにした曲。
箏・津軽三味線・尺八・和太鼓・クラシツクギター・シンセサイザーを使用。


ご依頼からの流れ

制作の流れ

料金・権利

・ミックス・マスタリング作業も込みでのパッケージで基本料金30万円より
 (※ご希望の楽器の種類、数、楽曲の分量等により変動致します。)

・料金のお支払いは、制作開始前と完パケ納品前と2回に分けてご入金をお願い致します。

・楽曲の原盤権は『薫風-KunPu-』及び作曲者に帰属します。



『薫風-KunPu』が目指すもの

古文化保存協会会員としての活動を通して、日本文化を将来に伝える事の重要性を感じています。
2020年の東京オリンピック、2025年の大阪万博に向けて、インバウンドのニーズがより深化し、そして地域性への興味の高まりが予測されます。
そうした中、日本文化や伝統音楽の専門家が現代の時流を見たうえで制作する事で、伝統と現在の連続性を意識した音をお届けします。

-100年後を見据えたうえでの日本の音を-



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